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2012年07月09日

咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A(アニメ) 評価/レビュー

咲-Saki-阿知賀編 episode of side-Aのレビュー画像

個人評価

星 6つ
★★★★
★★☆☆

失敗も成功もしてるアニメ


物語のセオリーは度外視していても、結果的に満足度は高いです。1週飛ばした時の空虚感や追加3話の待ち遠しさは、中々味わえない感覚かも。とは言え1期に比べると何度でも観たくなるスルメ度は弱く感じたので、相対的にこの評価にしてます。

以下、『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』についてネタバレを気にしていないレビュー/感想です。




最初に断っておくと、自分は麻雀が好きで『咲』1期も大好きです。
卓上ゲームの中では麻雀が一番システムが複雑だし、4人で戦う所がポイント。
『咲』は麻雀の特徴を巧みに利用して、異能力バトル・スポ根・萌・百合などを
複合的に楽しませてくれる画期的なアニメだと思ってます。


そんな訳で待ち焦がれたシリーズ新作でしたが、色々と驚かされました。
奈良の県予選は瞬殺、高鴨穏乃が主人公と思ってたら松実玄に喰われて、
今度はその玄さえ園城寺怜に喰われちゃう。いわばセオリーは度外視!
でもね・・・結果的には楽しめてる所にポテンシャルの高さを感じます。


成功もしてるけど、失敗もしてる!

変な表現ですが、まず成功してると思う1つ目。
それは「宮永咲」のカウンター的存在である「宮永照」を描けた点
外伝をワンクッションにして大魔王っぷりを披露しておけば、
2期の決勝戦でいきなり登場するより効果的に思えます。


成功だと思う2つ目は、この宮永照との対局を山場と考えてた事。
もちろん大魔王に勝つ訳はありません。上で書いた事と矛盾するので。
上手いのは「絶対王者VS弱者3人」という構図に持っていってる点
1期の天江衣戦とも一見似てるけど、本質的に違います。何せ勝つため
の共闘ではなく、宮永照を止める為・ハコにならない為だから。
いやはや見応えがありました。


咲-Saki-阿知賀編園城寺怜のレビュー画像宮永照以外の3人とも良かったけど、やっぱりMVPは園城寺怜!実はこの部分が「失敗と成功の表裏一体」になってます。「失敗」とは、怜を含めた千里山の存在が光りすぎてる事。逆に「成功」とは怜を含めた千里山の貢献で山場が盛り上がった事で実に皮肉な話です。さて12話終了時点で準決勝はまだ4戦残ってます。もちろん阿知賀の見せ場も準備されてるハズ。でも「千里山が2位抜けしても良くね?」って思えた人も少なくないでしょう。


ココから失敗と思う1つ目ですが、終盤を除けば出番が一番あったにも拘わらず、阿知賀メンバーには全く個性を感じない!清澄メンバーと比べるのも酷だけど、下手したら千里山メンバーの方がキャラが立ってる気さえする。う~ん・・・短い話数の中、
駆け足で全国大会の準決勝まで進めたツケが廻ってきてるかも。
そもそも全国大会を目指すキッカケ自体にも弱さが露見してました。
12話ラストで原村和と再会した際も、アッサリ流してて拍子抜け。


失敗と思う2つ目は、「赤土コーチの存在」を本筋に組み込んだ事
『咲』にはアンタッチャブルな事象が割と存在してて、「下着の存在」を筆頭に
「コーチの存在」もその1つだと思ってます。(風越の久保コーチはチョイ役)
異能力バトルの特性上、事前に対策を講じるコーチングは非常に相性が悪い!
事前対策を指導しちゃった場合、成功すればコーチの手柄が強調されて選手の
現場対応力が霞むし、失敗すればコーチの無能感に繋がっちゃう。
まぁコレを応用すればネタの1つとして使えそうだけども・・・
まとめると、選手にスポットを当てる為にはコーチの空気化は自明の理って事。
案の定、赤土さんは空気で役立たずに映ってたけど、仕方が無いですね・・・


失敗と思う3つ目は、阿知賀メンバーを安易に「修行」させた事
サービスシーンも兼ねた合宿を除けば、これもアンタッチャブルの
1つだと思ってます。ぶっちゃけ修行の成果なんて表現しづらいので。
1期の初合宿で久部長が発案した特訓エピソードがネタの限度かも。
1期の人気キャラを絡めたい思惑は何となく理解できますが・・・


但し、3話にあった龍門渕高校との対戦だけは効果的で、
あの時点では阿知賀のレベルを推し量る意図に合致してました。
何より龍門渕の強さを披露しておく事は、間接的に清澄高校の
バケモノっぷりを強調する事にも繋がってます


『咲』のハッタリ演出が大好きです!

咲-Saki-阿知賀編松実玄のレビュー画像モデルとして松実玄を選びましたが、この絵面に『咲』演出の特徴が凝縮しています。
1つ目は「下アングル」
2つ目は「アッパーライト、光の使い方」
3つ目は「背景の色使い」
4つ目は「はいてない」
他にも特徴は一杯有るけど、一言で表現すると「ハッタリ演出」。言葉は悪いけど最大限の賛辞です!『咲』からハッタリ演出を排除したら、魅力は半減すると思ってます。


あとサントラの使い方も演出の一部であり、『咲』の魅力を高めてる重要ファクターだと思ってます。外伝の新サントラ曲はパンチに欠けて微妙でしたが1期サントラはやっぱり良い!使い所も抜群でした。


「お家芸」の回想はよく出来てたし、必要悪なんです。

咲-Saki-阿知賀編園城寺怜と清水谷竜華のレビュー画像今作の回想でメインだと思えるので、モデルとして園城寺怜と清水谷竜華コンビを選択。よく「回想が多い」なんて愚痴を目にしますが、結局は先に見せておくか後で回想手法を使うかの違いだけ。回想を使う実情は、瞬発的に短い闘牌ネタの間をもたせる効果が大きいです。ぶっちゃけ回想無しで対局を続けたら速攻で終了しちゃうから。逆に回想を使わず対局を長くする為にはストックしてある闘牌ネタをドンドン投入するしかない訳で、こうなるとネタの枯渇という深刻な問題が発生します。いくら麻雀が複雑なシステムとはいえ、内容の被らない展開を考案するのは至難の業でしょう。だから必要悪!
それ以前に、回想の内容自体が対局の盛上げ補完として充分に機能してる事が上手い訳ですが

演出も頑張ってます!短く瞬発的な闘牌ネタに対して
緩急を付ける事で、より効果的に魅せる工夫を感じます。


『咲』の異能力バトルは基本に忠実!

『咲』の異能力バトルで特筆すべき点は、きちんと弱点も準備してある所!
この弱点の有無によって、バトルの醍醐味に雲泥の差が出ます
(咲サン筆頭に一部キャラは弱点が読めないけど、御愛嬌って事で・・・)
最近乱造してる厨ニバトルアニメでは、この「弱点」を設定する基本事項が
決定的に欠けている気がしてなりません。
どれだけ強いキャラでも構わない・・・ただ、弱点・アキレス腱を攻める事で
生じる一発逆転の痛快感だけは忘れて欲しくありません。


長くなったけど最後に。

追加3話を視聴して感想が変化したなら修正していこうと思います。
現状1~12話までの各話レビューもやってるので、宜しければそちらも御一読を。
⇒『咲-Saki-阿知賀編 各話の評価/レビュー

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プロフィール

satrie

name:satrie
ジャンル・新旧を問わず何でも観ます。
作画・音楽・声優には興味が有りません。
十分条件であって必要条件では無い訳で。
とにかく総合的に面白い話が観たい!
ズレた愚痴の多いレビューですが、
ゆっくり見ていってね!

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